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ビタミンと歯周病
ビタミンCはアスコルビン酸とも呼ばれる水溶性のビタミンで、アセロラやグレープフルーツ、レモンなどに多く含まれ、コラーゲンの生成、抗酸化作用、骨と歯の形成、解毒作用などに関与しています。
コラーゲンは体内の細胞間のいたるところに存在し、組織を形作り、肉体に適度の硬さと柔軟性を与えているものですので、ビタミンCが不足すると、コラーゲンがうまく生成されなくなり、歯のぐらつき、皮膚からの出血、怪我の回復や免疫機能の低下、血管が破れて出血する壊血病などにつながります。歯周病は、ビタミンCの欠乏症として知られる壊血病の典型的な症状の一つです。
因みに、喫煙者はノンスモーカーと比べて歯肉炎を起こしやすく、歯を失うリスクが高い傾向があります。これは、喫煙によりビタミンCが破壊され体内のビタミンCが減ってしまうことで、歯肉組織のダメージが広がりやすくなる下地ができてしまった上に、たばこの煙に含まれている活性酸素が歯肉の表面にある細胞にダメージを与えるためです。
喫煙は、百害あって一利なし。
健康促進を狙い、最近また、たばこ税の増税が検討されているようですが、喫煙者の更なる減少、更には歯周病患者の減少に、つながるでしょうか。
年齢と歯
歯偏を部首にした漢字に「齡」がありますが、この字は、歳の意味をあらわす「歯」と「レイ」という読み方を示す「令」とが組み合わさって出来ています。
古代中国の人たちは、歯の状態が人間の成長過程や歳をとってゆく姿をあらわすとして、年齢の「齢」という字に歯偏をつけました。素晴らしい感性ですよね。
歯を見るとおおよその年齢がわかるといわれており、実際、歯の擦り減り具合(咬耗)や、歯茎の退縮具合などで、ある程度の年齢が推定できます。
「歯の擦り減り具合」というのは、永久歯が12歳前後に生えそろった後は二度と生え替わることはなく徐々にすり減っていくために、その擦り減り具合で年齢を推定できるということです。歯がすり減ることを咬耗といい、それが一番わかりやすいのは下の前歯の先端です。
大体20から30 歳で先端部が若干すり減った状態になります。30から40 歳には、咬耗が進み、象牙質が点状又は糸状に露出し、さらに40から50 歳では象牙質がある程度の幅を持って露出します。50歳にもなると、顕著な咬耗が認められるようになります。
もう一つ、「歯茎の退縮具合」というのは、歯茎は1年に0.1mm退縮していくといわれているので、その度合いで年齢を推定できるということです。この退縮の度合いは歯周病の進行とともに大きくなっていくので、歯周病の進み具合によってもある程度の年齢は推定できます。
現実には、10歳代から歯周病にかかり始める人もいます。そして、20から40歳代にかけて徐々に悪化し、そのうち歯茎が痛みだしたり、歯がぐらつくようになります。
歯を若く健康に保つことは、身体が若々しく健康でいるために不可欠です。
咬耗は、かみ合わせの深さや歯ぎしりでかなり変わってきます。また、歯周病は、ひどくなってからでは治しにくいといわれています。予防、検査で悪化は防げます。早めに予防対策等、してくださいね。
歯とアスリートの関係
1988年のソウルオリンピックの100メートルで金メダルを取ったカールルイス選手が、記録を伸ばすために矯正装置をしていたことから、運動能力と歯に相関関係があることが知られるようになりました。
土佐礼子選手も矯正装置をしていたアスリートの一人です。故障が多かった彼女が、矯正治療をした結果、一方の肩が極端に下がるフォームも改善し、体のバランスが良くなり、故障も減り、練習にも良い影響が出たそうです。
マリナーズのイチロー選手が、1日に5回も歯を磨き、歯を大事にしていることも有名です。
歯と運動の関係は、なにもアスリートに限ったことではありません。懸垂の回数、走り幅跳びの距離、50m走の速さなど、全て噛む力が強い人の方が成績が良いのです。歯と運動には切っても切れない関係があることが分かります。
健康で丈夫な体を育むためには、日頃からの歯のケアが大事なのです。
ソケットリフト
上顎にインプラントを行う場合に注意しなければならないのは、上顎洞の存在です。上顎洞とはちょうど鼻の左右に位置する部分の骨に開いた穴で、蓄膿症になると膿が溜まるところで知られています。上顎洞はちょうど上の歯の根先のすぐ上にあり、人によってはその距離がとても近い場合があります。このような場合、インプラントの埋没のために必要な骨の厚みが確保できないことがあります。ソケットリフトは、こういった上顎洞とのスペース不足を解消するために行われる骨の増成法の1つです。
インプラントにおいてソケットリフト法の対象となるには、歯槽骨の厚みが5mm以上あることが必要です。適用と診断されたら、まずインプラントを埋入するための穴を開けます。そこに、オステオトームという円柱状になった専用の器具を挿入します。上顎洞を形成している骨はとても柔らかいため、この器具によって上顎洞の底の骨を押し上げます。そこに移植する歯槽骨を入れ込みます。次に、挿入した歯槽骨ごと上顎洞の骨を押し上げて厚みを作り、そこへインプラントを埋入します。およそ12週間程度で移植した骨が安定したら、上部構造体を取り付けます。このように、ソケットリフト法は比較的短期間で最終補撤物まで装着することが可能です。
ソケットリフト法は、インプラントを埋没する穴から直接移植骨の埋入や骨を押し上げる処置が行えるので、大きく切開する必要がなく傷口も小さくてすむ上に短時間の手術ですみます。そのため、術後の腫れや痛みも少ないので患者さんへの負担も少なくなりました。ただしこのようなメリットが多い反面、適用対象となるのは比較的少ない骨の不足の場合に限られるため、同じような骨増成法であるサイナスリフト法と比較すると適用できる範囲が狭いというデメリットもあります。
インプラントにおいてソケットリフト法の対象となるには、歯槽骨の厚みが5mm以上あることが必要です。適用と診断されたら、まずインプラントを埋入するための穴を開けます。そこに、オステオトームという円柱状になった専用の器具を挿入します。上顎洞を形成している骨はとても柔らかいため、この器具によって上顎洞の底の骨を押し上げます。そこに移植する歯槽骨を入れ込みます。次に、挿入した歯槽骨ごと上顎洞の骨を押し上げて厚みを作り、そこへインプラントを埋入します。およそ12週間程度で移植した骨が安定したら、上部構造体を取り付けます。このように、ソケットリフト法は比較的短期間で最終補撤物まで装着することが可能です。
ソケットリフト法は、インプラントを埋没する穴から直接移植骨の埋入や骨を押し上げる処置が行えるので、大きく切開する必要がなく傷口も小さくてすむ上に短時間の手術ですみます。そのため、術後の腫れや痛みも少ないので患者さんへの負担も少なくなりました。ただしこのようなメリットが多い反面、適用対象となるのは比較的少ない骨の不足の場合に限られるため、同じような骨増成法であるサイナスリフト法と比較すると適用できる範囲が狭いというデメリットもあります。
スプリットクレスト
スプリットクレストは、インプラントを埋め込む歯槽骨とよばれる顎の骨に必要な厚みがない場合に行われる治療法です。
インプラントは、歯槽骨に直接穴を開け、フィクスチャーとよばれる人工の歯根を埋め込む治療法です。しかし、インプラントの埋没には、インプラント本体であるフィクスチャーの長さ以上の骨の深さがあること、埋没するフィクスチャーの周囲に1mm以上の厚みを確保できることが条件とされています。もし、埋没に当たっての骨の厚みや強度が望めない場合は、インプラントを埋没するのは困難と診断される場合もあります。しかし、骨の幅が足りていなくても3㎜程度は厚みがある場合に、スプリットクレストという方法を採用することができます。
スプリットクレストとは、骨を2つに分け広げた状態で穴を開け、インプラントを埋没する方法です。つまり、その名の通り歯槽骨の頂点部分から楔状の特殊な器具を入れて2つに分割し、少しずつ骨と骨の間の幅を広げていきます。通常のインプラントでは、ドリル状の器具によってそのまま骨頂から穴を開けていきますが、スプリットクレストでは薄い骨を2つに分割して広げ、ある程度の幅を確保できたらその間に穴を開けてインプラントを埋め込むため、骨を切削する量が最小限ですみます。ただし、フィクスチャーの形状に合わせた切削ではないため、フィクスチャーとの間に隙間が生じる場合もあります。その場合、埋没したインプラントの周囲にできた隙間に人工の骨などの骨補填剤とよばれる薬剤を入れ、安定するまで数ヶ月経過観察を行います。
この方法は、適用の範囲であるか慎重なの判定が必要とされます。骨の状態や神経の通り具合に応じた最良の方法の選択を行う必要があります。
インプラントは、歯槽骨に直接穴を開け、フィクスチャーとよばれる人工の歯根を埋め込む治療法です。しかし、インプラントの埋没には、インプラント本体であるフィクスチャーの長さ以上の骨の深さがあること、埋没するフィクスチャーの周囲に1mm以上の厚みを確保できることが条件とされています。もし、埋没に当たっての骨の厚みや強度が望めない場合は、インプラントを埋没するのは困難と診断される場合もあります。しかし、骨の幅が足りていなくても3㎜程度は厚みがある場合に、スプリットクレストという方法を採用することができます。
スプリットクレストとは、骨を2つに分け広げた状態で穴を開け、インプラントを埋没する方法です。つまり、その名の通り歯槽骨の頂点部分から楔状の特殊な器具を入れて2つに分割し、少しずつ骨と骨の間の幅を広げていきます。通常のインプラントでは、ドリル状の器具によってそのまま骨頂から穴を開けていきますが、スプリットクレストでは薄い骨を2つに分割して広げ、ある程度の幅を確保できたらその間に穴を開けてインプラントを埋め込むため、骨を切削する量が最小限ですみます。ただし、フィクスチャーの形状に合わせた切削ではないため、フィクスチャーとの間に隙間が生じる場合もあります。その場合、埋没したインプラントの周囲にできた隙間に人工の骨などの骨補填剤とよばれる薬剤を入れ、安定するまで数ヶ月経過観察を行います。
この方法は、適用の範囲であるか慎重なの判定が必要とされます。骨の状態や神経の通り具合に応じた最良の方法の選択を行う必要があります。





